代表ご挨拶
バンタンは1965年、恵比寿にあるガレージの一室で産声を上げました。創立当初は、まだ芽の出ていない若手クリエイターたちに向けて、業界の先端で活躍しているクリエイターが実践ですぐに使えるような考え方や知識、技術を教える「寺子屋」のようなものでした。当時はまだ、“デザイン”という概念が世の中に浸透していなかったような時代です。それでも私たちは、「バンタンに関わる若者たちの“デザインのチカラ”がこれからの時代を創るんだ」という情熱に溢れていました。
それから59年、時代は大きく変化しました。バンタンにおいても提供する教育分野は、ファッションやヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、フォト、ゲーム、アニメ、マンガ、サウンド、パティシエ、カフェ、フードコーディネーターなどクリエイティブ業界全域へと広がり、卒業生の数も208,808人(※2024年4月時点)を越えるまでになりました。これは、変化の早いクリエイティブ業界の中において、時代に合わせて提供する教育内容もスピーディに変化させることができる、企業法人の教育機関という魅力を市場に評価された結果であると受け止めています。
時代に即した教育を提供し即戦力人材の育成を実現するため、常に変化してきたバンタンにおいて、唯一変わらなかったもの、それは『POWER OF DESIGN(デザインのチカラ)』に対する思いです。
バンタンに関わる様々な人達による“デザインのチカラ”が、これまでにない新しい価値を生み出し、それを発信することで文化や産業の発展に貢献する。この変わらぬ思いを胸にバンタンは今後も変化を続けていきます。